SPA White レオの手記

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ドッジボールと心のバランス

 

こんにちは

江戸川です

 

自己肯定感というものについて先日少しお話しをしたかと思うのですが、

周りからの評価って気になりますよね

協調性を重んじる我々日本人にとっては日々ついてまわるものなのかもしれません

 

昔とある方から教わった例え話です

ある5人の子供たちが公園で ドッジボールをしていました

A君が投げたボールが敵チームB君の顔面に直撃、直撃したB君は転んでしまいました

 

その様子を見ていたお母さんたちは疑いの目で話します

A君がわざとB君の顔面を狙ったのだと

 

別の場所で眺めていた同級生の男女も話します

B君が取るのが下手である

サポートをしなかったC君が一番ダメなんだと

 

また別の場所で眺めていた偶然通りかかった大人たちも話します

明らかにB君をいじめるために投げた球だった

ドッジボールをする人数が多いからこうなった

下手な人が上手い人の足をいつも引っ張る

転んだのはB君が悪い

 

こういった意見が周囲で話される中で、

ドッジボールをしていた子供たちはその後も何事もなかったかのように楽しそうに仲良くドッジボールを続けました

 

当事者ではない外の声や考えなんて所詮そんなものなのかもしれない

 

自分の悩みや考え方に俗世間的な意見を適用することがふさわしいか、そうでないか

そもそもその意見が正しいものなのか、根拠はどこなのか、何が大切なのかを考えることが大切なんじゃないのかなと思います

 

僕はそれらを見極めるために日々自身の「心のバランス」を意識しています

心のバランスってやや広意義である気はするのですが、

強いて言えば「心のバランス感覚」と「判断をくだす勇気」なのかもしれない

 

 

新しくセラピストになる方の研修を承らせて頂く際に、

いつかその方自身の何かに役に立つ技術や価値観をこのお仕事を通して掴んでいくのがよいのでは?とご紹介をしています

 

遅かれ早かれ退いてしまう業種だからこそ、お客様だけでなくセラピスト自身も一か月でも一年でも属して良かったなと思って頂けたらお店や一緒に頑張る仲間としても嬉しくはないでしょうか

 

セラピストとしてこれから頑張りたい、マッサージに自信がある、人に奉仕していくことが好きであるとか、そういった諸々の気持ちは確かに大事かもしれないけれど、

この世界にのめり込みすぎて本来自分が本当にしたかったことや夢がおろそかになっては本末転倒ではないでしょうか

大多数の一般的な傾向に飲まれて、例えば一生懸命にマッサージ技術や接客技術ばかりにフォーカスするのが正解かと言うと、そうではないかもしれない

業種という概念に囚われすぎずに現状の自分にとって必要な考えや知見を見極めて選んでいくこと

 

人とお話することが苦手だった方がセラピストという場を通じて話上手になり、営業職業界のベテランになったとかだったら万々歳です

 

我々はマッサージ屋であり、エ〇屋ではありますが、実際にセラピストをしていると教科書に載っているマッサージ技術や相手に性的に奉仕する技術、アロマに関する知識などはさほど重要ではないということに気がつきます

ごはん屋がうちのごはんはすごく美味しいんですよって宣伝してる感じ

もちろん研究や宣伝は大事だけど、ごはんって普通に考えたらまずい方がレアじゃないですか?

 

江戸川は上記のような類はもちろん好きなのですが、上記一例のようにあくまで趣味や個性の領域にすぎない

当然知識や技術はあらゆる場面で自身を手助けしてくれるというのは間違いないのだけれど、

初めて女性向けの業界に足を運んで頂いたガッチガチに緊張をされている方に専門的な個性全開でいくかというと、きっと違うと思う

 

 

少し脱線しますが、

個人的に業種問わずにまず大事だなという分野は、安全管理に関することであると大いに思います

どんな業種であれ、事故や怪我が起こってしまう事実があるとして、女性向けの業界で何を一番危惧し、どういう状態を安全と捉えなければならないのか

ある意味性風俗業界と言えば、「〇〇円バック!未経験者大歓迎!〇〇による講習あり!お客様満足度業界No1!」的なうたい文句が常識的に蔓延していますが、

教科書に載った卓上の知識とちょっとした技術講習のみで、セラピストとお客様の安全性が担保されるかというとそうではないと僕は思う

というか全く根拠が伴っていない笑

単に高い報酬を頂けたら我々キャストが嬉しいだろうと思う考えや、

根拠不在の満足度で大多数のお客様から支持を頂けたら次来る新たなお客様も満足していただけるであろうという考え方

こんなにも事前研修や危機認知が甘いのってこの業界ぐらいなんじゃないかと思ったぐらいです

もちろんあくまで性風俗業であるし、これは自店や自身においてもまだまだ至らないなと思うことが沢山あります

性産業は良くも悪くも人を馬鹿にしてしまうので、本来であれば思う感覚や疑念が機能しないことがよくあるんですよね

そんな虫のいい話があるわけないだろ笑!ってことがたくさんある

 

 

どのお仕事でもよくあるリスクマネジメントの例で、上司が「不測の事態の時は相談下さい」とか「何かがあったら連絡してね」とか言いますが、

何か事態が既に発生した時にのみ報告してもうらおうなんてそんな都合のいい法則は成り立たない

というか未然に防げていない時点でマネジメントが成立していない

 

危機管理って難しい分野の一つだと思うのですが、日々の何気ない会話や、やり取りを重んじつつ、有意義な人間関係を築きつつも負荷なく働きやすい環境作りをしていくことが集団やお店作りの最初の一歩であると考えています

そんな内外双方から見て優良で理想的な企業やお店を築いている、築ける業種や業界はかなり限定されてしまう気はしますが、そういった類の店作りに挑戦し続けるお店が性風俗にあってもいいんじゃないかなと僕は思う

 

 

まぁ、これらは広げたらまた脱線しそうなので再び戻りますが、

大多数の考え方や流れに対しておかしいなと思えること、根拠を捜索できること、今の自分に適した意見かどうか見極められること、

それらに対して勇気をもってYes,かNoかを示せるようになること

自己肯定は繊細な問題が多くて俗世間の考えと必ずしももマッチするとは限らないから、

周りばかりに翻弄されずにマイウェイを歩いていけるようになりたいよね~

 

 

 

 

 

 

今日のワ……おっと間違えた

 

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